人は親から与えられた身体と、その人独自のこころと、何ものにも侵されることのない精神とを持って生きています。身体とこころは相互に関係しあい私たちの人生を支えています。

　こころの調和が乱れて身体の不調を招いたり、逆に身体の不具合からこころが自由を失うこともあります。当院では、身体とこころと精神の調和という観点から、現在の不調に光を当てて診察を行います。

　治療では、患者さん一人一人の具合に合わせて治療精神医学にもとづいた精神療法、バイオグラフィー療法、薬物療法などを行い、自費負担になりますが芸術療法などのご案内もしています。

　身体の病気もこころの病気も、治療の主役は患者さんご本人で、医師は水先案内人です。病気の意味を理解し、焦らずに、しっかりと向き合って行けるようお手伝いします。